专利摘要:
本発明は、多面的に高機能な柔軟性及び様々な応用への適応性を有する切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な装置に向けられている。本発明は、指向性の光ビームを生成し、これらの光ビームを変換し、変換した光ビームを視野に投影し、これにより視野を1つ以上の調整可能な視野ゾーンに分け、またその中に物体又はその場面についての2次元(2D)像、あるいは3次元(3D)像の透視表示を形成することに基づく。本発明は、切り換え可能な光学結像系及び同光学結像系を使用した3D/2D画像が切り換え可能な装置に具現化される。
公开号:JP2011514977A
申请号:JP2010514152
申请日:2007-11-07
公开日:2011-05-12
发明作者:エミン グーラニアン、;ニコライ コストロフ、;アブデルモウネイム;ファオウズィ ゼロウク、;トロクチャノヴィッチ、パベル
申请人:ゼコテック ディスプレイ システムズ プライベート リミテッド;
IPC主号:G02B27-22
专利说明:

[0001] 本発明は、オートステレオスコープシステムに関し、より具体的には、多面的に高機能な柔軟性及び様々な応用への適応性を有する切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な関連装置(3D/2Dディスプレイ)に関する。]
[0002] 本願は、2006年10月27日出願の米国仮特許出願番号60/863,204及び2007年6月27日出願の米国特許出願番号11/769,672の優先権の利益を主張し、該両出願は、すべての目的で、その全体が参照によりここに組み込まれている。]
背景技術

[0003] 切り換え可能な3D/2Dディスプレイ及び表示装置に関連する従来知られたいくつかの光学結像系があり、それらの表示装置は、(1)例えば米国特許出願番号US2005/0285997、US2006/0087499、US2006/0114415、US2006/0176557及びUS2007/0008619に記載されているようなパララックスバリアに基づくもの、及び(2)例えば米国特許第5,500,765号及び第6,069,650号の他、米国特許出願番号US2006/0202910、US2007/0008617、US2007/0008620及びPCT国際出願WO2007/003792に記載されているようなマイクロレンズ/レンティキュラに基づくものがある。]
[0004] 従来技術で知られたディスプレイや表示装置に関しては、2D及び3D動作モード間の切り換えは、一般的に、電気光学素子又は可動の光学部品によって遂行される。いずれの場合であっても、従来技術のシステムは、前記の2モード間での切り換えが可能であるのみで、各モードで動作特性を変更することは不可能である。さらに、可動の光学部品を使用したディスプレイに関しては、光学部品の相対移動は、通常、一方向にのみ遂行され、したがって、そのようなシステムは機能的な柔軟性に制限を受ける。]
[0005] したがって、各モードで動作特性が変更可能であり、多面的に高機能な柔軟性及び様々な応用への適応性を有する、新規な光学結像系及びそれに関連する3D/2D画像が切り換え可能な装置及びシステム(3D/2Dディスプレイ)のための技術の要望が存在している。本発明は、これらの要望を満たし、関連したさらなる利点を提供する。]
先行技術

[0006] 米国特許第5,500,765号明細書
米国特許第6,069,650号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の共通の目的は、多面的に高機能な柔軟性及び様々な応用への適応性を有し、これにより関連技術に関する前記問題の多くを解決できる、切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な装置を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0008] 本発明は、要するに、指向性の光ビームを生成し、これらの光ビームを変換し、変換された光ビームを視野に投影し、これによって前記視野を1つ以上の調整可能な視野ゾーンに分け、またその中に物体又は場面についての2次元(2D)像、あるいは3次元(3D)像の透視表示(perspective views)を形成することに基づく。本発明は、切り換え可能な光学結像系及び同光学結像系を使用する、3D/2D画像が切り換え可能な装置で具現化される。]
[0009] 本発明の主たる発想は、変換された光学ビームの前記方向の変更及び発散の調整の可能性に関係し、前記光学結像系中で変位機構を有する収束マイクロレンズのマトリックスを使用し、光軸方向及び横方向に関して1つ又は複数のマトリックスの相互移動を提供することにより達成される。前記マトリックスの移動は、使用される動作モード又はその変形に応じて多くの方法及びバージョンで実行され、動作モードの切り換え又はいくつかの動作モードの組合せでの使用、各動作モードでの運転(working)パラメータの変更及び動作特性の調整等のような面でのそれらの機能的な柔軟性と同様に、前記光学結像系及び画像が切り換え可能な装置の種々の応用への適応性を提供する。]
[0010] スキャン動作モードでは、1つ又は複数の前記マトリックスの横方向の移動は往復方式で実行され、これにより、前記視野を複数の調整可能な視野ゾーンに分け、これらの視野ゾーンを前記視野内の変換された光ビームで一様にスキャンすることが可能になる。前記光軸方向への1つ又は複数の前記マトリックスの移動は、ゾーンの角度寸法を変更し、前記視野内で隣り合う視野ゾーンの連続性を提供することを可能にする。複数の前記視野ゾーンは、そこに(i)3D動作モードでの特定の3D像の対応する透視表示、又は(ii)2D動作モードでの同一2D像、のいずれかを投影することを意図されている。前記視野の多数の視野ゾーンの角度寸法、方向及び数、前記視野自体の角度寸法及び深度のような動作特性は、容易に調整することができる。視野ゾーンの数を変更することにより、また3D像の角度分解能及び深度を調整することが可能である。角度分解能を増大させることが3D及び2Dのスキャン動作モードでの像解像度を低下させないことは、注目されるべきである。広告のような応用では透視表示の広い視野及び高い輝度を有することが好ましいが、ある医療面への応用では3D像の高い角度分解能が好ましい。これらの応用には多数の透視表示が用いられなければならない。]
[0011] 実際、3D動作モードでの視野ゾーンの数は、前記切り換え可能な装置の構造で使用されるディスプレイ構成要素のフレームレートによってのみ、制限される。前記ディスプレイ構成要素のフレームレート(スループット)が高いほど、より多くの透視表示が、より良い品質で3D像を形成するために、使われる。他方、前記ディスプレイ構成要素のスループットが高いほど、より大きな前記視野の角度寸法及び深度は、視野ゾーン数の増大によって達成することができる。同じ視覚情報が同時に複数の人に提供される場合に、広く、深い視界はこれらの応用に重要である。]
[0012] 隣り合った視野ゾーンが3D動作モードで連続していると、透視表示のより良い状態(暗黒部あるいは重複が無い)での観察が提供され、改善された3D像を視覚的に知覚できる。さらに、前記光学結像系で球形マイクロレンズのマトリックスを用い、それらの相対移動を縦(垂直)方向に整えるなら、3D像は全方向視差を有するように知覚される。]
[0013] 2Dスキャン動作モードで、隣り合う視野ゾーンが連続するとき、観察者は、2Dモードでは重要となるいかなる透視のゆがみもなく、3D動作モードにおけると同様に1つの視野ゾーンから他の視野ゾーンに移動しても、像の明るさの変化に視覚的に気付くことなく、1つの特定の2D像をみることができる。さらに、投影された複数の2D像は、使用されたディスプレイ構成要素の解像度によって基本的に制限を受ける1つの特定の3D像の透視表示と同じ解像度を有する。]
[0014] 非スキャン動作モードでは、水平方向及び光軸方向の1つ又は複数の前記マトリックスの移動は、前記視野の単一の調整可能な視野(観察)ゾーンの方向及び角度寸法のそれぞれの選択のために、実行される。守秘目的のために、例えば、一人に関してのみこのゾーンに投影された2D像の観察を提供することは、いくつかの特別な応用に好都合である。さらに、各2D像の品質は、そのダイナミックレンジを増大させて、同時に最も高いレベルの解像度を保持することによって、高めることができる。それは、前記単一の視野ゾーンに投影されたそれぞれの2D像の明るさ(輝度)の拡張されたレンジを提供する3D又は2Dのスキャン動作モードと同じような(高いスループットを備える)ディスプレイ構成要素を用いて達成される。これは、いくつかの医療面への応用で、非常に重要である。]
[0015] 動作モードの切り換えは、前記光軸方向でのマトリックスの相対位置を変更すし、これにより、スキャン動作モード又は非スキャン動作モードに関連するマトリックス間の選ばれた距離を設定することによって、実行することができる。これは、手動で制御される前記光学結像系の変位機構のドライバを用いて又は前記画像切り換え可能な装置でそうであるようにコントローラを用いて、行われる。これとは別に、前記コントローラは、3D及び2Dの両像に同じ高い解像度を保持しつつ、該3D及び2Dのスキャン動作モード間での迅速な切り換えを可能とする。]
[0016] 本発明の他の、及びより具体的な目的は、例えば動作モードを組み合わせて使用するとき、本発明に係る前記装置の前記した機能的な柔軟性及び適応性によって達成することができる。例えば、1つ又は複数のマトリックスの光軸方向への相対的な追加の往復運動は、観察者がぼやけ(ゆがみ)を生じることなく特定の3D又は2Dの像を見るように、視野の複数の視野ゾーンに投影された透視表示又は同一2D像の品質を高めることを可能にする。この光軸方向の往復運動は、マトリックスの水平方向の往復運動に同期する。]
[0017] 他方、1つの3D像及び選択された1つの2D像を同時に、さらには同じ高解像度で観察することを可能にする3D及び2Dスキャン動作モードの同時の実行が可能となる。いくつかの具体的な応用では、そのような柔軟性を有することが重要であり、各視野ゾーンに対応する透視表示と選択された2D像の重ね合わせを投影することによって、達成することができる。]
[0018] 前記光学結像系及び前記画像切り換え可能な装置の機能的な柔軟性と、適応性とは、また、いくつかの方法で1つ又は複数の前記マトリックス動きの不正確に対する感受性を除去するか又は基本的に減少させ、必要であれば、像をスケーリングし、これにより大きい寸法の3D像を形成し、水平視差を有する像を観察する状況を改善するために光ビームの垂直発散を増大させ、選択された単色の動作モード又は多色の動作モードのカラー動作モードを選択するような、各面で明らかになる。]
[0019] 本発明の第1の好適な及びそれぞれの代替的な実施例によれば、切り換え可能な光学結像系は、2次元パターンを表示する表示面から出ている光ビームを変換し、また変換された光ビームを視野に投影して該視野を1以上の調整可能な視野ゾーンに分けるように構成されている。本発明の光学結像系は、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックスであって各マイクロレンズがそれぞれの光軸に沿って前記表示面のそれぞれ1つのエリアに光学的に結合される第1のマトリックスと、前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに光学的に結合された収束マイクロレンズからなる第2のマトリックスと、第3のマトリックスであって前記第2及び第3のマトリックスが結合してマトリックス複合体を規定するように前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸的に整列し剛的に結合された(取り付けられた)収束マイクロレンズからなる第3のマトリックスと、前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に光軸方向に動かしまた前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に横方向に動かすための変位機構とを含む。]
[0020] 本発明の第2の好適な及びそれぞれの代替的な実施例によれば、3D/2D画像が切り換え可能な装置は、3D及び2Dのそれぞれの動作モードで、物体又は場面の1つの3次元画像の複数の透視表示及び/又は2次元画像を視野内に形成するように構成されている。本発明の画像が切り換え可能な装置は、2次元パターンを生成するディスプレイ構成要素であって2次元パターンを更新するためのデータ入力端、同期入力端及び2次元のパターンを表示する表示面を有するディスプレイ構成要素と、前記表示面から出ている光ビームを変換し、変換された光ビーム13を前記視野内に投影し、これにより前記視野を1以上の調整可能な視野ゾーンに分けるための切り換え可能な光学結像系とを含み、該切り換え可能な光学結像系は、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックスであって各マイクロレンズがそれぞれの光軸に沿って前記表示面の各エリアに光学的に結合された第1のマトリックスと、前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに光学的に結合された収束マイクロレンズからなる第2のマトリックスと、第3のマトリックスであって前記第2のマトリックス及び第3のマトリックスが結合してマトリックス複合体を規定するように前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸的に整列し剛的に結合された(取り付けられた)収束マイクロレンズからなる第3のマトリックスと、少なくとも第1及び第2の制御入力端を有し、前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に光軸方向に動かしまた前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に横方向に動かすための変位機構と、少なくとも第1及び第2のデータ出力端を有し、前記第1マトリックス及び前記マトリックス複合体の光軸方及び横方向の相対位置を感知するセンサ装置と、動作モードの切り換え、各動作モードでの1つ又は複数の前記マトリックスの動きの運転パラメータの制御及び前記ディスプレイ構成要素による2次元パターンの生成を1つ又は複数の前記マトリックスの動きに同期させるためのコントローラとを含み、該コントローラは、(i)少なくとも第1及び第2のデータ入力端と、(ii)同期出力端と、(iii)少なくとも第1及び第2の制御出力端とを有し、前記コントローラの前記第1及び第2のデータ入力端は前記センサ装置の前記データ出力端にそれぞれ接続され、前記同期出力端は前記ディスプレイ構成要素の前記同期入力端に接続され、前記コントローラの前記第1及び第2の制御出力端は前記変位機構の前記第1及び第2の制御入力端にそれぞれ接続されている。]
[0021] 本発明のこれら及び他の態様は、以下の詳細な説明及び添付図を参照して、より明らかになるであろう。しかしながら、ここに開示された具体的な実施例に、その基本的な精神及び範囲から逸脱することなく、様々の変更、改造及び置換を施すことができることを理解できるであろう。]
[0022] 図面は、本発明の特定の好適で典型的な実施例のようなものとして図示しまた象徴的に表現することを意図しており、それらは必ずしも正確な縮尺率で描かれてはいない。参照符号は、図に示され記載された具体的な特徴を明示するために使われている。]
図面の簡単な説明

[0023] 本発明の第1及び第2の好適な実施例による切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な装置の全体的な概略図である。該概略図は、特に、表示面のそれぞれの領域から出る典型的な光ビームが伝播し前記光学結像系によって変換された経路を図示する。
図1Aの円で囲まれた部分の拡大図であり、収束マイクロレンズのマトリックス及び表示面の相対的な位置を示す。前記拡大図は、前記表示面のそれぞれの領域から出てくる典型的な光ビームが伝播し前記光学結像系によって変換される経路を図示する。
図1Aの前記切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な装置の3次元の概略図である。前記3次元図は、縦方向に向けられた平凸のマイクロレンズのレンティキュラマトリックスを光軸方向及び横方向のマトリックス相対位置と共に示す。前記3次元図は、また、視野の中の隣り合う視野ゾーンを示す。
前記表示面の2つのそれぞれ個別の領域から出て、横断面で示された視野に図1Aの前記光学結像系によって投影された典型的な光ビームの3次元図であり、光ビームの発散が比較的小さいとき、スキャン動作モードでの視野は、間隔によって相互に隔てられた複数の調整可能な視野ゾーンに分けられている。
前記表示面の2つのそれぞれの領域から出て、横断面によって図式的に表された視野に図1Aの前記光学結像系によって投影された典型的な光ビームの3次元の図であり、光ビームの発散を調整することにより、隣り合う視野ゾーンが相互に連続するように、スキャン動作モードの視野が調整可能な複数の視野ゾーンに分けられている。
本発明の第2の好適な実施例に係る、画像が切り換え可能な装置のスキャン動作モードの一変更例における選択された時限にわたる図2に示されたマトリックス複合体の水平方向の往復運動(すなわちX軸に沿った運動)のタイムチャート。
本発明の第2の好適な実施例に係る、画像が切り換え可能な装置のスキャン動作モードの一変更例における選択された時限にわたる図2に示された第1マトリックスの光軸方向の往復運動(すなわちZ軸に沿った運動)のタイムチャートであり、前記光軸方向の往復運動は図4Aに示された前記水平方向往復運動に同期する。
本発明のスキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスの一光学配置の概略図であり、第3マトリックスは第2マトリックスのマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置しており、F1<R1<2F1であり、また隣り合う視野ゾーンが視野内で相互に連続するように、前記第2マトリックスは、第1マトリックスから第1の選択された距離R1の間隔をおいて配置されている。
本発明のスキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスの他の光学配置の概略図であり、第3マトリックスは第2マトリックスのマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置しており、(F1−F2)<R1<F1であり、また隣り合う視野ゾーンが視野内で相互に連続するように、第2マトリックスは、第1マトリックスから第1の選択された距離R1の間隔をおいて配置されている。
本発明のスキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスのさらに他の光学配置の概略図であり、第2マトリックスは第1マトリックスのマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置しており、R2<F2であり、また隣り合う視野ゾーンが視野内で相互に連続するように、第3マトリックスは、第2マトリックスから第2の選択された距離R2の間隔をおいて配置されている。
本発明の非スキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスの一光学配置の概略図であり、0<R1<F1であり、また単一の調整可能な視野ゾーンが変換された光学ビームの発散の調整によって前記視野(角度寸法ψ)内で選択された角度寸法φを有するように、第2マトリックスは、第1マトリックスから第1の選択された距離R1をおいて配置されている。
本発明の非スキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスの他の光学配置の概略図であり、F1<R1≦2F1であり、また単一の調整可能な視野ゾーンが変換された光学ビームの発散の調整によって視野(角度寸法ψ)内で選択された角度寸法φを有するように、第2マトリックスは、第1マトリックスから第1の選択された距離R1をおいて配置されている。
本発明の非スキャンモードの実施例に係る光学結像系のマイクロレンズマトリックスの特定の光学配置の概略図であり、単一の調整可能な視野ゾーンが変換された光学ビームの方向を調整することによって視野(角度寸法ψ)内での選択された視野方向(角度θ)を有するように、マトリックス複合体は水平方向に(X軸に沿って)第3の選択された距離Δxをシフトされている。
本発明の他の実施例に係る平凸のマイクロレンズマトリックスの一つの特定の光学配置及び光学結像系の表示面の概略図であり、第1マトリックスのマイクロレンズの平面は前記表示面を向くが、第2及び第3マトリックスのマイクロレンズの平面は前記表示面から離れる方向を向き、第1、第2及び第3マトリックスは第1、第2及び第3の基板をそれぞれ含む。
本発明のさらに他の実施例に係る平凸のマイクロレンズマトリックスの一つの特定の光学配置及び光学結像系の表示面の概略図であり、第1及び第3マトリックスのマイクロレンズの平面は前記表示面を向くが、第2マトリックスのマイクロレンズの平面は前記表示面から離れる方向を向き、第1マトリックスは第1の基板を含むが第2及び第3マトリックスは、共有の共通基板を含む。
本発明のさらなる実施例に係る、画像が切り換え可能な装置の単色動作モードのディスプレイ構成要素の一変形の概略図であり、前記ディスプレイ構成要素は、空間光変調−マイクロディスプレイ、光エンジン及び投影光学系を含み、前記概略図はまた平凸のマイクロレンズの第1マトリックスを図示する。
本発明のさらなる実施例に係る、画像が切り換え可能な装置の単色動作モードのディスプレイ構成要素の変形の概略図であり、前記ディスプレイ構成要素は、空間光変調−マイクロディスプレイ、光エンジン、投影光学系及び垂直方向に発散させる光学部品を含み、該垂直方向に発散させる光学部品は水平方向に方向付けられる円筒形平凸のマイクロレンズのレンティキュラ−マトリックスである。前記概略図は、また垂直方向に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズの第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックスを図示する。
図10Aに示されたディスプレイ構成要素の前記変形例の上面図である。
本発明のさらなる実施例に係る、画像が切り換え可能な装置の多色動作モードのディスプレイ構成要素の概略図であり、該ディスプレイ構成要素は、第1、第2及び第3の空間光変調−マイクロディスプレイと、第1、第2及び第3の選択的なそれぞれの色の光りを放射すべく構成された第1、第2及び第3の光エンジンと、前記第1、第2及び第3の選択的な色を空間で重ね合わせるように構成された重ね合わせ光学系と、投影光学系と、垂直方向に発散させる光学部品とを含み、該縦方向に発散させる光学部品は水平方向に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズのレンティキュラである。前記概略図は、また垂直方向に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズの第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックス構成要素を図示する。
本発明のさらなる実施例に係る、画像が切り換え可能な装置の単色動作モードのディスプレイ構成要素のさらなる変形の概略図であり、前記ディスプレイ構成要素は空間光変調器(SLM)及び投影光学系を含み、該投影光学系は画像送信のためのファイバ光学系であり、前記SLMの画像表面の各エリアは前記ファイバ光学系のそれぞれのファイバを介して表示面のそれぞれのエリアに光学的に結合されている。前記概略図は、また第1基板を含む平凸のマイクロレンズの第1マトリックスを図示する。] 図10A 図2 図4A
実施例

[0024] 本発明は、多くの面及び様々な応用への適応性に高い機能的な柔軟性を有する、切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な関連装置(3D/2Dディスプレイ)のいくつかのバージョンに向けられる。よって、ここに開示された独創的な光学結像系及び関連装置は、関連した好適な実施例で図示されており、好適な実施例は特定の応用に依存する様々な動作モードで動作可能な種々の構造および光学配置を含む。種々の動作モードには、スキャン及び非スキャン動作モードのいくつかの変形がある。本発明の機能的な柔軟性及び適応性は、例えば動作モードの切り換え又はいくつかの動作モードの組合せの使用、運転パラメータの変更及び各動作モードでの動作特性の調整、画像スケーリング及び画像の明るさの調整等の各能力のような面を含む。したがって、本発明によれば、視野の角度解像度、3D像の深度及び選択された2D像のダイナミックレンジと同様に、例えば視野の視野ゾーンの角度寸法、方向及び視野ゾーン数、視野の角度寸法及び深さのような動作特性は容易に調整することができる。]
[0025] 同様な参照数字が同一又は対応する要素を意味する図面、より具体的には図1A−Bを次に参照するに、第1及び第2の好適な実施例のそれぞれに従う本発明は、切り換え可能な光学結像系1と、3D/2D画像が切り換え可能な関連装置2とを含む。(光学結像系1と連携した)3D/2D画像が切り換え可能な装置2は、3D及び2Dのそれぞれの動作モードで、物体又は場面の1つの3次元(3D)画像の複数の透視表示(perspective views)及び/又は複数の2次元(2D)画像を視野に形成することを意図している。図1Aに最もよく示さているように、独創的な、3D/2D画像が切り換え可能な装置2は、ディスプレイ構成要素3と、光学結像系1と、少なくとも第1及び第2の位置センサ7、8を含むセンサ装置(簡素化のために図1Aには図示せず)と、コントローラ9とを含み、光学結像系1が、さらに光学マトリックス構成要素4と、少なくとも第1及び第2のドライバ5、6を含む変位機構(簡素化のために図1Aには図示せず)とを含む。ディスプレイ構成要素3は、2次元パターンを生成するためのものであり、2次元パターンを表示する表示面10を有する。ディスプレイ構成要素3は、また、2次元パターンを更新するためのデジタルデータ入力端11及び同期(制御)入力端12を有する。]
[0026] 切り換え可能な光学結像系1は、ディスプレイ構成要素3の表示面10から出る光ビーム20を変換し、変換された光ビーム13を視野に投影し、これにより視野を1つ以上の調整可能な視野ゾーン(いくつかの視野ゾーンが図2に示されている)に分ける。これらの機能は光学マトリックス構成要素4によって遂行される。図1Aに最もよく示されているように、光学マトリックス構成要素4は、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックス14と、第1のマトリックス14の前記マイクロレンズに光学的に結合された収束マイクロレンズからなる第2のマトリックス15と、第3のマトリックス16であって第2のマトリックス15及び第3のマトリックス16が結合してマトリックス複合体(ここで、前記マトリックス複合体は、簡素化のために図1Aにはそれ自体が指定されてはいない)を規定するように第2のマトリックス15の前記マイクロレンズに共軸的に整列し剛的に結合された収束マイクロレンズからなる第3のマトリックス16とを含む。第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16は、図1A−Bには、それぞれが複数の平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16として示されている。] 図2
[0027] 第1のマトリックス14及びマトリックス複合体15、16は、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6にそれぞれ取り付けられている。図1Aに示されているように、第1のドライバ5は、第1のマトリックス14をマトリックス複合体15、16に関して光軸方向へ(すなわちZ軸に沿って)動かすように、構成されている。同様に、第2のドライバ6は、マトリックス複合体15、16を第1のマトリックス14に関して水平に(すなわちX軸に沿って)動かすように、構成されている。図1Bは、さらに、光学マトリックス構成要素4のマトリックス複合体14、15及び前記画像が切り換え可能な装置2におけるディスプレイ構成要素3の表示面10の相対位置を示す。]
[0028] より詳細には、図1Bは、表示面10を向く平面であって表示面10のそれぞれの光軸19ikに沿った1つのエリア10ikのそれぞれに、該エリアから出てくる光学ビーム20ikを介して光学的に結合される平面18ikを有する第1のマトリックス14の代表的な平凸のマイクロレンズ17ikを示す。反対に、第2及び第3のマトリックス15、16のそれぞれのマイクロレンズ21ik及び22ikの平面(簡素化のために、マイクロレンズ22ikの平面23ikのみが図1Bに指示されている)は、表示面10から離れる方向を向く。図示のとおり、第2及び第3のマトリックス15、16のそれぞれのマイクロレンズ21ik、22ikは、光学的に共軸に整列して結合され、第1のマトリックス14のマイクロレンズ17ikの光軸19ikに平行な共通の光軸24ikを共有する。さらに示されているように、第1及び第2のマトリックス14、15のそれぞれのマイクロレンズ17ik、21ikは、光学的に結合され、相互に第1の選択された距離R1をおいて配置されている。第2及び第3のマトリックス15、16のそれぞれのマイクロレンズ21ik、22ikは、相互に第2の選択された(所定の)距離R2をおいて配置されている。このように、この光学配置では、図1Bは、表示面10の各エリア10ikから出て、前記光学結像系1の第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16のそれぞれの平凸のマイクロレンズ17ik、21ik、22ikにより、屈折され、光ビーム13ikに変換され、該変換されたビームが光軸25ikに沿って前記視界に投影される代表的な光ビーム20ikの経路を示す。]
[0029] 前記したところを考慮し、再び図1Aを参照するに、切り換え可能な光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の機能的な柔軟性及び適応性は、光軸方向及び横方向の両方向への1つ又は複数の前記マトリックスの移動を提供することに基づくことに注目することは重要である。ここに開示されるいくつかのバージョンに関して、そのような動きは、好ましくは等しく適用される。例えば、図1Aに示された好ましいバージョン(また、本発明の第1及び第2の好適な両実施例に関連する)では、前記変位機構(図示せず)の第1及び第2のドライバ5、6は、第1のマトリックス14をマトリックス複合体15、16に関して光軸方向に動かし、マトリックス複合体15、16を第1のマトリックス14に関して水平方向に動かすように、それぞれ構成されている。1つ又は複数の前記マトリックスの移動は、選択された動作モードに応じた多数の方法で実行することができる。]
[0030] 本発明のスキャンモード実施例に関連するスキャン動作モードでは、第2のドライバ6が、さらに、マトリックス複合体15、16の水平方向移動を往復方式で実行するように、構成されている。このスキャン動作モードは、多数の視野ゾーンが前記視野に変換された光ビーム13で一様にスキャンされるように、前記視野をこれら調整可能な多数の視野ゾーンへ分割することを可能にする。第1のドライバ5が、さらに変換された光ビーム13の発散を調整するために第1のマトリックス14の前記光軸方向の移動を実行するように、この動作モードで構成されるなら、このスキャン動作モードは、さらに、隣り合う視野ゾーンが前記視野の中で隣接することを可能にする。前記多数の視野ゾーンは、(i)3D動作モードでの特定の3D像の対応する透視表示、又は(ii)2Dスキャン動作モードでの同一2D像、のいずれかをそこに投影することを意図している。「隣り合う視野ゾーンが隣接している」すなわち「隣り合う視野ゾーンに連続性が与えられている」(これらの用語は同様であり、ここでは等しく使われている)とき、観察者は、1つの視野ゾーンから他のそれに移動するときに像の明るさの変化が視覚的に分からない。隣り合う視野ゾーンの連続性は、図2、3A−Bを参照して、より多くの詳細が以下で議論されるであろう。] 図2
[0031] 本発明の非スキャンモード例に関連する非スキャン動作モードでは、単一の調整可能な視野(観察)ゾーンが、特定の興味ある2D像をそこに投影するために使用される。この動作モードでは、第2のドライバ6は、さらに、第3の選択された(所定の)距離Δxのために、マトリックス複合体15、16の(X軸に沿った)水平移動を実行するように構成されている。これに対し、第1のドライバ5は、さらに、変換された光ビーム13の発散の調整のために、第1のマトリックス14の光軸方向の(Z軸に沿った)移動を実行するように、構成されている。それは、提供する目的、例えば2D像の観察における要求される守秘性のレベルを提供するために、前記単一の調整可能な視野ゾーンが選択された観察方向及び選択された視角寸法を有することを可能とする。前記非スキャン動作モードは、図6A−B、7を参照して以下により詳細に議論されるであろう。] 図6A
[0032] 前記動作モードは、第1のマトリックス14及びマトリックス複合体15、16のZ軸に沿った相対位置を変更することにより、(本発明の第1の好適な実施例に係る光学結像系1におけるように)手動で切り換えることができる。これは、図6A−Bを参照して、以下でより詳細に議論されるであろう。しかしながら、コントローラ9を用いて動作モードを切り換えることが望ましい。動作モードを切り換えて又は動作モードを組み合わせて使用し、各動作モードで、1つ又は複数の前記マトリックスの移動の運転パラメータを制御しまた動作特性を調整するために、前記像が切り換え可能な装置の第1及び第2のドライバ5、6は、前記変位機構の第1及び第2の制御入力端である制御入力端26、27をそれぞれ有する。1つ又は複数のマトリックス移動の前記運転パラメータの制御は、第1のマトリックス14及びマトリックス複合体15、16の光軸方向及び水平方向のそれぞれの相対位置を決定する(感知する)ことを目的とする前記センサ装置の第1及び第2の位置センサ7、8を用いて実行される。第1及び第2の位置センサ7、8は、前記センサ装置の第1及び第2のデータ出力端であるデータ出力端28、29をそれぞれ有する。] 図6A
[0033] コントローラ9は、一般に、動作モードを切り換え、各動作モードでの1つ又は複数のマトリックス動作の運転パラメータを制御し、また前記ディスプレイ構成要素による2次元パターンの生成を1つ又は複数のマトリックス動作に同期させることを意図している。コントローラ9は、少なくとも第1及び第2のデータ入力端30、31、同期出力端33及び少なくとも第1及び第2の制御出力端34、35を有する。コントローラ9の第1及び第2のデータ入力端30、31は、前記センサ装置の第1及び第2の位置センサ7、8のデータ出力端28、29にそれぞれ接続されている。コントローラ9の同期出力端33は、ディスプレイ構成要素3の同期(制御)入力端12に接続されている。さらに、コントローラ9の第1及び第2の制御出力端34、35は、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6の制御入力端26、27にそれぞれ接続されている。]
[0034] コンピュータ36は、3D/2D画像が切り換え可能な装置2(本発明の第2の好適な実施例に係る)の補助構成要素であり、それがために図1Aに点線で取り囲まれたボックス内に示されている。動作モードを選択又は変更するために、又はコマンド信号を生成しまたこれをコントローラ9へ送信することにより新たな動作モードを生成するために、また、新たな2次元パターンに関連するデータをディスプレイ構成要素3に送信することにより2次元パターンを更新するために、コンピュータ36を主制御器として用いることができる。これらの機能を実行するために、コンピュータ36は、ディスプレイ構成要素3のデータ入力端11に接続されている制御コマンド出力端(図1Aには指定されていない)と、データ出力端(図1Aには指定されていない)を有し、他方、コントローラ9は、さらに、コンピュータ36の前記制御コマンド出力端に接続された制御コマンド入力端32を有する。]
[0035] 前記したところを考慮し、再び図1Aを参照するに、切り換え可能な光学結像系1(本発明の第1の好適な実施例に係る)は、2次元パターンを表示する表示面10から出る光ビーム20を変換すること、また視野に変換された光ビーム13を投影し、これにより(図2、3A−B、6A−B、7に示されているように)前記視野を1以上の調整可能な視野ゾーンに分けることを意図している。] 図2
[0036] 図1A−Bに最もよく示されているように、前記光学結像系1は、収束マイクロレンズ17からなる第1のマトリックスであって各マイクロレンズ17ikはそれぞれの光軸19ikに沿って表示面10のそれぞれ1つのエリア10ikに光学的に結合される第1のマトリックス14と、第1のマトリックス14の前記マイクロレンズ17に光学的に結合された収束マイクロレンズ21からなる第2のマトリックス15と、第3のマトリックスであって第2及び第3のマトリックス15、16が結合してマトリックス複合体を規定するように第2のマトリックス16の前記マイクロレンズ21に共軸的に整列し剛的に結合された収束マイクロレンズ22からなる第3のマトリックス16と、第1のマトリックス14又は前記マトリックス複合体15、16を相対的に光軸方向に動かしまた第1のマトリックス14又は前記マトリックス複合体15、16を相対的に横方向に動かすための変位機構とを含む。]
[0037] さらに、前記したようにまた、図1Aに最もよく示されているように、切り換え可能な光学結像系1を使用する3D/2D画像が切り換え可能な装置2は、3D及び2Dのそれぞれの動作モードで、物体又は場面の3次元像の多数の透視表示(perspective views)及び/又は2次元像を視野内に形成することを意図している。3D/2D画像が切り換え可能な装置2は、2次元パターンを生成するディスプレイ構成要素3であって2次元パターンを更新するためのデータ入力端11、同期入力端12及び2次元のパターンを表示する表示面10を有するディスプレイ構成要素3と、表示面10から出ている光ビーム20を変換し、変換された光ビーム13を視野内に投影し、これにより前記視野を(図2、3A−B、6A−B、7に例示するような)1以上の調整可能な視野ゾーンに分けるための切り換え可能な光学結像系1とを含み、該切り換え可能な光学結像系1は、収束マイクロレンズ17からなる第1のマトリックス14であって各マイクロレンズ17ikがそれぞれの光軸19ikに沿って表示面10の各エリア10ikに光学的に結合された第1のマトリックス14と、第1のマトリックス14のマイクロレンズ17に光学的に結合された収束マイクロレンズ21からなる第2のマトリックス15と、第3のマトリックス16であって第2のマトリックス及び第3のマトリックス15、16が結合してマトリックス複合体を規定するように第2のマトリックス16のマイクロレンズ21に共軸的に整列し剛的に結合された(結合又は接続された)収束マイクロレンズ22からなる第3のマトリックス16と、少なくとも第1及び第2の制御入力端26、27を有し、第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16を相対的に光軸方向に動かしまた第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16を相対的に横方向に動かすための変位機構(指定されていない)と、少なくとも第1及び第2のデータ出力端28、29を有し、第1マトリックス14及びマトリックス複合体15、16の光軸方及び横方向の相対位置を感知するセンサ装置と、動作モードの切り換え、各動作モードでの1つ又は複数の前記マトリックスの動きの運転パラメータの制御及びディスプレイ構成要素3による2次元パターンの生成を1つ又は複数の前記マトリックスの動きに同期させるためのコントローラ9とを含み、該コントローラ9は、(i)少なくとも第1及び第2のデータ入力端30、31と、(ii)同期出力端33と、(iii)少なくとも第1及び第2の制御出力端34、35とを有し、コントローラ9の第1及び第2のデータ入力端30、31は前記センサ装置のデータ出力端28、29にそれぞれ接続され、同期出力端33はディスプレイ構成要素3の同期入力端12に接続され、コントローラ9の第1及び第2の制御出力端34、35は前記変位機構の第1及び第2の制御入力端34、35にそれぞれ接続されている。] 図2
[0038] 先に言及したように、光軸方向及び横(例えば水平)方向の1つ又は複数の前記マトリックスの移動は、図1Aに示された好ましいバージョンと違った形で提供することができる。例えば、1つの代替バージョンでは、第1のマトリックス14は、前記変位機構(図示せず)の第1及び第2のドライバ5、6の組合せであり、これにより従来技術で知られているように、2軸(X/Z)ドライバを形成する結合されたドライバ(図1Aには示されていない)に取り付けられる。1つの代替バージョンでは、第1及び第2のドライバ5、6は、マトリックス複合体15、16に関して第1のマトリックス14を(Z軸に沿って)光軸及び(X軸に沿って)水平方向に動かすようにそれぞれ構成されている。もう1つの代替バージョンでは、マトリックス複合体15、16は、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6の前記組合せであり、前記2軸を形成する前記組合せドライバに取り付けられている。さらにもう1つの代替バージョンでは、第1及び第2のドライバ5、6は、第1のマトリックス14に関して、マトリックス複合体15、16を(Z軸に沿って)光軸方向に動かし、(X軸に沿って)水平方向に動かすようにそれぞれ構成されている。他の代替バージョンでは、マトリックス複合体15、16及び第1のマトリックス14は、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6にそれぞれ取り付けられる。第1及び第2のドライバ5、6は、第1のマトリックス14に関してマトリックス複合体15、16を(Z軸に沿って)光軸方向に動かし、マトリックス複合体15、16に関して第1のマトリックス14を(X軸に沿って)水平方向に動かすように、それぞれ構成されている。]
[0039] (本発明の各代替例による)前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の両方に関するすべての代替バージョンでは、水平方向における1つ又は複数の前記マトリックスの相互間の動きは、往復方式で実行され得る。好ましいバージョンに関連するスキャン動作モードにおけると同様に、そのような往復移動は、前記視野を調整可能な複数の視野ゾーンに分けまたこれらの視野ゾーンを前記視野内で変換された光ビーム13で一様にスキャンすることを可能にする。さらに、すべての代替的なバージョンでは、図1Aに示された好適なバージョンにおけると同様に、1つ又は複数のマトリックスの光軸方向での相対的な動きは、変換された光ビーム13の発散を調整することによって、隣り合う視野ゾーンが前記視野で連続することを可能にする。]
[0040] このように、代替バージョン及び好ましいバージョンで行われる1つ又は複数のマトリックスの動きを比較すると、当業者にとっては、第1のマトリックス14及びマトリックス複合体15、16の相互に関する光軸方向及び横方向での相対的な位置変化の重要性は当業者にとって明らかであろう(第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16のいずれが動かされるかは明らかではない)。この状況は、第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16の相対的な光軸方向の動き及び第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16の相対的な横方向の動きを意図する前記変位機構の一般的機能の説明に反映されている。この理由により、本発明の代替的実施例に係る代替バージョンの重要性は、前記好適なバージョンの説明から理解できる。すなわち、本発明の前記第1及び第2の好適な実施例の両方に関する好適なバージョンは、それらの本質と特殊性の説明において代替的な実施例のための代表バージョンである。後者は、また、代替的実施例のための典型がまた好適なバージョンに関連するスキャン及び非スキャン動作モードの説明、特に、図2、3A−Bを参照しての以下に説明される隣り合う視野ゾーンの連続性の説明であることを意味している。] 図2
[0041] 切り換え可能な光学結像系1及び3D/2D画像が切り換え可能な装置2の多くの面における機能的な柔軟性及び適応性は、変換された光ビーム13(図1A参照)の発散の調整に基づくことが注目されるべきである。例えば、3D及び2Dの両スキャン動作モードにおいて、それは、視野内に隣接する複数の連続した視野ゾーンを提供することを可能にし、これによりこれらのモードでの本発明の主要な構想の具象化が可能になる。この態様(aspect)は、次に図2を参照してここに議論され、図2は前記光学結像系1の具体的な構造の3次元の概略図を示す。光学マトリックス構成要素4は、(Y軸に沿って)垂直に方向付けられた平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックス14、15、16によって図2に表されている。また、第2のドライバ6が第1のマトリックス14に関するマトリックス複合体15、16の水平方向の動きを往復運動方式で実行するとき、前記調整可能な視野ゾーンは水平(XZ)面に配置される。X方向に配置された隣り合う視野ゾーン37(i+1)k(点線)、37ik(実線)及び37(i−1)k(点線)が、例として図2に示されている。代表的な視野ゾーン37ikの角度寸法は、第1のドライバ5を用いてのマトリックス複合体15、16に関する第1のマトリックス14の(Z軸に沿った)光軸方向の動きによって調整することができる。シフト量Δzを有する第1のマトリックス14の位置は、隣り合う視野ゾーン37の接近(contiguity)に対応しており、代表的な視野ゾーン37ikの角度寸法ψを特定する。他方、X軸に沿った量Δxのシフトを有するマトリックス複合体15、16の位置は、共通の光軸24ikと変換された光ビーム13ik(図1B参照)との間の角度θに対応し、代表的な視野ゾーン37ikの方向を特定する。他の調整可能な視野ゾーン37は、同じ角度寸法φを有する。] 図2
[0042] 隣り合った視野ゾーン37の広がりが図2に例示するように与えられるとき、水平(XZ)面の視野の角度寸法ψは、式ψ=Nφによって特定され、ここでNは視野ゾーン37の数である。例えば前記角度寸法ψ=30°は、φ=1°のとき、N=30で与えられる。3D動作モードでは、これらすべての視野ゾーン37は、特定の3D像の多数の透視表示がそれぞれその視野ゾーン内に投影されるように、変換された光ビーム13によって一様にスキャンされる。また、観察者は、1つの視野ゾーンから他の視野ゾーンに動くとき、暗黒部又は重複なしに、すなわち像の明るさの変化に気付かずにこれらの透視表示を見ることができる。それは、この特定の3D像を観察者がゆがみ無しでよりよい品質で見ることを可能にする。] 図2
[0043] さらに、この3D像が、光学マトリックス構成要素4のこの具体的な構造のために、水平視差のみを有することは注目されるべきである。観察者は、図2に示されたレンティキュラマトリックス14、15、16に代えて、前記光学結像系1に球形マイクロレンズからなるマトリックス14、15、16を用いるとき、全方向視差を有するように3D像を視覚的に認識する。光学マトリックス構成要素4のこの特定の構造のために、隣り合う視野ゾーンの連続性は、正に図1Aに関連して上述されたように、第1のドライバ5を用いて、球形のマイクロレンズからなる複合マトリックス15、16に関して球形のマイクロレンズからなる第1のマトリックス14を(Z軸に沿って)光軸方向に動かすことにより、該光軸を横切る両方向(例えばX軸及びY軸に沿って)に提供することができる。光学マトリックス構成要素4のこの特定の構成のためのスキャン方法は、(i)球形のマイクロレンズからなるマトリックス複合体15、16に関して球形のマイクロレンズからなる第1のマトリックス14、又は(ii)球形のマトリックスレンズからなる第1のマトリックス14に関して球形のマトリックスレンズからなるマトリックス複合体15、16を垂直方向に動かすように、前記変位機構が第3のドライバ(図1Aには示されていない)を有することを要求する。上記した第1及び第2のドライバ5、6と同様に、第3のドライバは、前記変位機構の第3の制御入力端である制御入力端を有する。前記視野の視野ゾーンのスキャン方法は、既知のいかなる方法をも使用して、水平及び垂直の方向に手配することができる。この方法では、第2のドライバ6は、水平スキャンを提供すべく往復方式でマトリックス複合体15、16の水平移動を実行し、他方、前記第3のドライバは垂直方向スキャンを提供すべく第1のマトリックス14の垂直方向移動を実行する。コントローラ9は、前記変位機構の前記第3の制御入力端に接続される第3の制御出力端を有し、また前記第3のドライバの性能を制御し、さらに例えばマトリックス複合体15、16の前記水平方向往復運動に第1のマトリックス14の前記垂直移動を同期させるように、構成されている。] 図2
[0044] 隣り合う視野ゾーンの連続性についての観点で本発明のスキャンモード実施例の特徴が図3A−Bに関してさらに記載されている。それらは、それぞれ表示面10の2つの各エリア10ik及び10imから出て図1Aの前記光学結像系1によって前記視野に投影される代表的な光ビーム(図には指定されていない)の3次元図である。前記視野は、表示面10からの特定の距離に、その矩形の横断面38(点線)によって代表的に図示されており、水平(XZ)面に角度寸法ψを有する。スキャン動作モード(例えば3D動作モード)では、前記視野は、該視野中に1つの3D像の複数の透視表示を投影するための多数の調整可能な視野ゾーンに分けられる。前記代表的な光ビームは、XZ平面中の小さな水平発散(図には指定されていない)と、以下で図10A−Bを参照して議論されるであろう視野の垂直寸法を拡大するための(Y軸に沿った)角ξを有する増大された垂直発散とを備える。また、図3A−Bに示されているように、エリア10ik及び10imからの前記代表的な光ビームの横断面38上への投影(例えば、39ikq、39imq)は、様々な透視表示のために垂直に伸びる。これらの投影39ikq、39imqのために、各エリアの位置が表示面10上の行番号i(i=1...n)及び列番号k(k=1...m)によって指定されており、他方、qは特定の透視表示の番号(q=1...n)である。したがって、観察者は、XZ平面中の光ビームの発散が比較的小さいとき、図3Aに示された投影39ikqと39ikq+1との間、又は39imqと39imq+1との間のギャップによって表される(調整可能な視野ゾーン37に対応する)隣り合う透視表示間のギャップを見ることができる。図1Aを参照して上記に説明したように、変換された光ビーム13の発散を適切に調整することによって、(調整可能な視野ゾーン37に対応する)隣り合う透視表示の前記連続性が、図3Bに示されているように、同じ光ビーム投影39ikq及び39ikq+1又は39imq及び39imq+1に与えられる。] 図10A 図3A 図3B
[0045] 本発明のスキャンモード実施例に応じた2Dスキャン動作モードでは、各視野ゾーン37に同一2D像が投影される。隣り合う視野ゾーン37の連続性が提供されるとき、観察者は、2Dモードでは重要であるいかなる透視のゆがみもなく、3D動作モードにおけると同様に1つの視野ゾーンから他の視野ゾーンに移動しても、像の明るさの変化に視覚的に気づかずに1つの特定の2D像を見ることができる。さらに、投影された2D像の解像度は、特定の3D像の透視表示と同じレベルを有し、基本的に、使用されたディスプレイ構成要素3の解像度で制限を受ける。]
[0046] いくつかの面における前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の機能的な柔軟性や適応性は、調整可能な視野ゾーン37の数を変更することに基づくことがさらに言及される。物体又は場面の深度がより大きいほど、調整可能な視野ゾーン37(すなわち3D動作モードの透視表示)のより多くの数が、その空間の特徴を再生するために、視野の中で使われる。他方、調整可能な視野ゾーン37の数を増大して、視野の特定の角度寸法ψで隣り合う視野ゾーンを連続するように保持するとき、各視野ゾーン37の角度寸法φは減少し、すなわち角度分解能はより高くなる。また、調整可能な視野ゾーン37の数を変更することによって、3D像の深度と角度分解能とを調整することが可能になる。前記視野の深度及び角度寸法ψは、様々な応用に応じて同様に調整することができる。角度分解能を増大させることは、3D及び2Dのスキャン動作モードの像解像度を減少させないことに注目するべきである。]
[0047] このように、高い角度分解能によって3D像を成形することは、いくつかの応用(例えば、医療面への応用)に重要である。高い像輝度及び広い視野は広告のような応用に望ましい。同じ視覚情報が同時に複数の人に提供されなければならない場合、広く及び/又は深い視野がそれらの応用に必要となる。これらへの応用には、多くの透視表示が用いられなければならない。]
[0048] さらに、調整可能な視野ゾーン37(又は3D動作モードでの透視表示)Nの数は、究極的には、本発明の第2の好適な実施例による前記画像が切り換え可能な装置2で用いられるディスプレイ構成要素3のフレームレートRによって制限される。フレームレートRは、要件R>Nfを満たさなければならず、ここで、fは、目の臨界周波数(通常はほぼ30Hz以上)である。したがって、フレームレートRが高いほど(ディスプレイ構成要素3のより高いスループットを意味する)、より高品質な3D像の形成のために、より多くの透視表示を使用することができる。他方、3D動作モードで使われるディスプレイ構成要素3のスループットがより高いほど、透視表示数を増大させることによって、前記視野のより大きな角度寸法及び深度を達成することができる。]
[0049] (本発明の前記第2の好適な実施例又は代替的実施例によれば)上記した前記画像が切り換え可能な装置2の(好適又は代替の)いかなるバージョンに関連するスキャン動作モードにおいても、3D動作モードでの特定の3D像の各透視表示又は2Dスキャン動作モードでの同一2D像がそれぞれの視野ゾーン37に投影されるように、ディスプレイ構成要素3による2次元パターンの生成は、1つ又は複数のマトリックスの移動、換言すれば多数の視野ゾーン37のスキャン方法と同期しなければならない。前記各バージョンでは、そのような同期はコントローラ9によって実行される(図1A参照)。例えば、好ましいバージョンでは、コントローラ9は、ディスプレイ構成要素3の表示面10上への2次元パターンの表示の瞬間を第1のマトリックス14に関するマトリックス複合体15、16の(X軸に沿って)水平方向への対応する位置に同期させる。第1及び第2の位置センサ7、8のデータ出力端28、29からの信号は、前記同期のためにコントローラ9により使用される。コントローラ9は、また、動作モードを切り換えるために、使用される。]
[0050] (本発明のスキャンモード例に応じて)前記画像が切り換え可能な装置2の機能的な柔軟性及び適応性のさらに他の面は、いくつかの具体的な適用での要求に合った組み合わせで動作モードを使用することに関連する。例えば、(図1Aに示されている)前記切り換え可能な装置2の好適なバージョンに関連する前記スキャン動作モードの1変更例では、第2のドライバ6は、さらに、第2のマトリックス15のマイクロレンズが第1のマトリックス14のマイクロレンズと共軸に位置する第1の選択された位置(例えば、位置X=0)に関してマトリックス複合体15、16の(X軸に沿った)水平方向の往復運動を実行するように、構成されている。他方、第1のドライバ5は、さらに、隣り合う視野ゾーン37が前記視野で連続する第2の選択された(所定の)位置Z0に関し、往復方式で第1のマトリックス14の(Z軸に沿った)光軸方向の移動を実行するように、構成されている。コントローラ9は、第1及び第2のドライバ5、6の動作を制御し、第1のマトリックス14の光軸方向の往復運動を図4A−Bに示されているようなマトリックス複合体15、16の水平往復運動にさらに同期させるように、構成されている。] 図4A
[0051] 例えば、マトリックス複合体15、16の前記水平な移動のタイム・チャートが選択された時限にわたって図4Aに示されている。振幅Ax及び周期Txは、この水平移動の運転パラメータである。コントローラ9は、好ましくは、最大振幅Axをそれぞれのマトリックス(このバージョンでは第2のマトリックス15)のマイクロレンズの口径に基づいて制限するように、調整すべく構成されている。実際、この制限はどのような代替バージョンにでも適用することができる。運転パラメータとして周期Tz=Tx/2及び振幅Zを有する第1のマトリックス14の光軸方向の時間タイムチャートが図4Bに示されている。光軸方向の移動の振幅Azは、第2のマトリックス15のマイクロレンズの曲率半径に基づいて決定されるように、コントローラ9によって、さらに調整される。] 図4A 図4B
[0052] この変形は、先に述べたバージョンに関して調整可能な視野ゾーン37に投影された複数の透視表示又は同一2D像の品質の改善を可能とする。これは、互いの相対的水平方向の往復運動の間、第1のマトリックス14とマトリックス複合体15、16との間の光路の変化を減少させることで説明される。]
[0053] 同じ結果は、前記画像が切り換え可能な装置2の他の代替的バージョンに関係するスキャン動作モードの他の変形例で得ることができる。この変形例では、第2のドライバ6は、前記第1の選択された位置に関して第1のマトリックス14の水平方向の往復運動を実行するように構成され、他方、第1のドライバ5は前記第2の選択された位置Z0に関してマトリックス複合体15、16の光軸方向の往復運動を実行するように構成されている。]
[0054] 3D像及び2D像を同時に観察することは、いくつかの特定の応用に重要である。これは、前記画像が切り換え可能な装置2の好ましい又は代替的なバージョンに関するスキャン動作モードで、3D動作モード及び2Dスキャンモードを同時に実行することにより、可能になる。本発明のこの特定のスキャンモード実施例では、調整可能な多数の視野ゾーン37が前記視野中で変換された光ビーム13によって一様にスキャンされるように、第2のドライバ6が、往復方式で1つ又は複数の前記マトリックスの水平方向の移動を実行するように、構成される。他方、コントローラ9は、視野ゾーン37の1つに投影される各2次元パターンが対応する透視表示と選択された2D像の重ね合わせを含んでいるように、第2のドライバ6の動作を制御し、ディスプレイ構成要素3によって生成される一連の2次元パターンを1つ又は複数のマトリックスの水平方向移動に同期するように、構成される。3D及び2Dのスキャン動作モードを組み合わせて使用する特性は、3D像と選択された2D像の両方が同じ高い像解像度を有するという事実である。]
[0055] 上記した前記光学結像系1及び前記画像が切り換え可能な装置2の好適な又は代替的なバージョンに関連するスキャン動作モード(又はその変形例)では、第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16は、選択された距離を相対的に(Z軸に沿った)光軸方向に動かされ、また前記視野で隣り合った視野ゾーンの連続を提供する選択された位置に保持される(又は相対的に光軸方向の往復運動を実行される)。この結果は、前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の機能的な柔軟性及び適応性のもう一つの面を作り出すマイクロレンズからなるマトリックス14、15、16のさまざまな光学配置で達成することができる。本発明のスキャンモード例に係るマトリックス14、15、16のいくつかの光学配置の概略が図5A、B、Cに示されており、第1のマトリックス14のマイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、第2のマトリックス15のマイクロレンズは第2の焦点距離F2を有する。] 図5A
[0056] 例えば、図5Aに示すような1つの光学配置では、第2のマトリックス15は、第1のマトリックス14から、F1<R1<2Fのような第1の選択された距離R1をおいて配置されており、また第3のマトリックス16は、第2のマトリックス15から第2の選択された距離R2をおいて配置されかつ第2のマトリックス15のマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置する。図5Bに示されるような他の光学配置では、第2のマトリックス15は、第1のマトリックス14から、(F1−F2)<R1<F1のような、第1の選択された距離R1をおいて配置されており、また第3のマトリックス16は、第2のマトリックス15から第2の選択された距離R2をおいて配置されかつ第2のマトリックス15のマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置する。] 図5A 図5B
[0057] 他方、図5Cに示された、さらに他の光学配置では、第2のマトリックス15は、第1のマトリックス14から第1の選択された距離R1をおきかつ第1のマトリックス14のマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置し、第3のマトリックス16は、第2のマトリックス15から、R2<F2のような第2の選択された距離R2を置いて配置されている。] 図5C
[0058] 対応する光学配置で、第2のマトリックス15が第1のマトリックス14のマイクロレンズの焦点面外(しかし後ろの焦点エリア中)にあるならば、前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の動作特性は著しく変化しない。他方、前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の1つ又は複数の前記マトリックス移動の不正確さに対する感度を除去するか又は基本的に減少させることができる。さらに、マトリックス14、15、16に異なる焦点距離を有するマイクロレンズを使用することにより、感度の減少を達成することができる。同様な結果は、また、平らな基板を有するマトリックスを使って達成することができる。したがって、平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16は、第1、第2及び第3の基板をそれぞれ有することができ、各基板は、それぞれのマトリックスのマイクロレンズの平面に光学的に接触する平らな透明な板である(より詳細については図8Aを参照)。] 図8A
[0059] 非スキャン動作モードでは、前記光学結像系1は、前記視野の単一の調整可能な視野ゾーンの視野方向及び角度寸法を選択し、また前記視野に興味のある2D像を投影することを意図する。ここで先に詳細に議論されたスキャン動作モードと同様に、そのような選択はマイクロレンズのマトリックスのいくつかの光学配置で達成することができる。例えば、図6A−B、7は、本発明の非スキャンモード例による前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の収束マイクロレンズのいくつかの光学配置を概略的に表している。図示のとおり、第1のマトリックス14又はマトリックス複合体15、16は、前記単一の調整可能な視野ゾーンが前記視野(角度寸法ψ)内で選択された角度寸法φを有するように、変換された光ビーム13の発散を調整すべく相対的に(Z軸に沿って)光軸方向に動かれる。他方、図7に示されているように、マトリックス複合体15、16又は第1のマトリックス14は、前記単一の調整可能な視野(観察)ゾーンが前記視野(角度寸法ψ)で選択された方向(角度θで特定される)を有するように、変換された光ビーム13の方向を調整するために、相対的に第3の選択された距離Δxを(X軸に沿って)水平方向に動かされる。興味のある2D像の観察に要求される守秘レベルを提供するような方法で、2Dの非スキャン動作モードの視野(観察)ゾーンの角度寸法φ及び視野方向(角度θ)を選択することは、いくつかの特別な応用に好都合である。] 図6A 図7
[0060] 図6A−Bの光学配置では、第1のマトリックス14のマイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、また第2のマトリックス15のマイクロレンズは第2の焦点距離F2を有する。マトリックス複合体15、16は、第1のマトリックス14に関して水平方向で選択された位置、例えば第2のマトリックス15のマイクロレンズが第1のマトリックス14のマイクロレンズに共軸に整列する位置(X=0)に保持されている。] 図6A
[0061] さらに、図6Aに示された1つの光学配置では、第2のマトリックス15は第1のマトリックス14から、0<R1<F1のような第1の選択された距離R1をおいて配置されている。] 図6A
[0062] 図6Bに示された他の光学配置では、第2のマトリックス15は第1のマトリックス14から、F1<R1≦2F1のような第1の選択された距離R1をおいて配置されている。] 図6B
[0063] 図6A−B、7の非スキャン動作モードの説明として、代表的な光ビーム20ikは、マトリックス14、15、16によって光ビーム13ikに変換されることが示されており、該光ビームは、図6A−Bに示されているように、それらのマイクロレンズの共通の光軸(指示されていない)に沿って又はマトリックス複合体15、16のマイクロレンズの共通の光軸24ikに対し角度θで偏向した光軸25ikに沿って視野に投影される。] 図6A
[0064] 前記視野ゾーンの選択された角度寸法φ及び視野方向(角度θ)は、本発明の第1の好適な実施例に係る前記光学結像系におけると同様な手動制御を受ける第1及び第2のドライバ5、6を用いて、又は本発明の第2の好適な実施例に係る前記像切り換え可能な装置2におけると同様なコントローラ9を用いて提供することができる。前記単一の視野ゾーンの寸法φ及び視野方向(角度θ)の調整の点で前記画像切り換え可能な装置2の機能的な柔軟性及び適応性を達成するために、コントローラ9は、第1及び第2のドライバ5、6の動作を制御するように構成されている。]
[0065] 非スキャン動作モードで、2D像の品質は、そのダイナミックレンジを増大させ、同時に最も高いレベルの解像度を保持することにより、高めることができることは重要である。この解像度は、基本的に、使用されたディスプレイ構成要素3の解像度によって決まる。特に、前記改善は、3D動作モード又は前記単一の視野ゾーンに投影された各2次元パターンにおける像の明るさ(輝度)が拡張されたレンジを提供する2Dスキャン動作モードの場合と同じディスプレイ構成要素3(高いスループットを有する)を使って実施される。]
[0066] ここにより詳細に明らかにされた本発明の好適な実施例の本質及び特徴は、前記光学結像系1の前記光学マトリックス構成要素4に用いられている収束マイクロレンズの種類に依存しないことに注意することは特に興味深い。収束マイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16は、それぞれが平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックスとすることができ、該マトリックスの前記マイクロレンズは、それらのマイクロレンズ間に第1、第2及び第3のピッチをそれぞれ有し、該第1、第2及び第3のピッチは同一である。これらのマトリックス14、15、16は、水平視差が図2に関して先に記載したように特定の3D像を観察するに十分なようである場合、垂直に方向付けられた円筒形マイクロレンズをそれぞれ有する第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックスとすることができる。さらに、全方向視差を有するように観察される3D像の視覚的な知覚が特に興味深いとき、マトリックス14、15、16は、それぞれ球形マイクロレンズのからなる第1、第2及び第3のマトリックスとすることができる。各マトリックス14、15、16は、また凹面又はレンティキュラマイクロレンズのマトリックスとして作ることができる。さらに、第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16の前記マイクロレンズは、それぞれ第1、第2及び第3の焦点距離を有し、通常、第1、第2及び第3の焦点距離は同一である。他方、例えば、先にここで説明したように、前記光学結像系1及び前記切り換え可能な装置2の1つ又は複数のマトリックス移動の不正確さについての感度の減少が必要な場合、第1、第2及び第3の焦点距離は異なるかもしれない。] 図2
[0067] 平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16は、それぞれ第1、第2及び第3の基板40、41、42を有することができ、各基板はそれぞれのマトリックスのマイクロレンズの平面に光学的に接触する平らな透明板である(図8A参照)。図8Aでは、第1のマトリックス14のマイクロレンズの前記平面はディスプレイ構成要素3の表示面10に面しているが、第2及び第3のマトリックス15、16のマイクロレンズの前記平面は表示面10から離れる方向を向く。他方、図8Bに示されているように、第1及び第3のマトリックス14、16のマイクロレンズの前記平面は表示面10を向くが、第2のマトリックス15のマイクロレンズの前記平面は表示面10から離れる方向を向く。この点では、平凸のマイクロレンズからなる第2及び第3のマトリックス15、16が共通の基板43を有し、該基板は、表示面10及び該表示面から離れる方向にそれぞれが向く両面であって第ディスプレイ構成要素3及び第2のマトリックス16、15のそれぞれのマイクロレンズの前記平面に光学的に接触する両面を有する平らな透明板であることが望ましい。] 図8A 図8B
[0068] 前記切り換え可能な装置2の機能的柔軟性及び適応性は、本発明のさらなる実施例に応じた異なるタイプのディスプレイ構成要素及び構造の種々のバリエーションの使用を可能にする。ディスプレイ構成要素3は、一般的に、その表面10(図1A参照)上に表示する2次元パターンを生成することを意図して、空間光変調器(SLM)から成っても良い。発光ダイオードマトリックス(LEDマトリックス)は、このタイプのディスプレイ構成要素3のSLMとして使うことができる。]
[0069] 単色動作モードのディスプレイ構成要素3のいくつかのバリエーションの概略図が、図9、10A、12に示されている。図9に示されているように、ディスプレイ構成要素3の1変形例は、マイクロディスプレイ表面45、デジタルデータ入力端及び制御入力端を有する空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)44であって該SLMマイクロディスプレイ44の前記データ入力端及び前記制御入力端はそれぞれディスプレイ構成要素3の前記データ入力端11及び同期入力端12であるSLMマイクロディスプレイ44と、マイクロディスプレイ表面45に光学的に結合された光エンジン46と、マイクロディスプレイ表面45に光学的に結合され、ディスプレイ構成要素3の表示面10である出力面を有する投影光学系47とを含む。] 図9
[0070] SLMマイクロディスプレイ44は、例えば、マイクロミラーマトリクスディスプレイ(MEMS技術)のように実施することができる。]
[0071] 投影光学系47は、テレスコピック又はテレセントリックとすることができ、マイクロディスプレイ表面45と平凸のマイクロレンズ(また図9に示されている)の第1のマトリックス14との寸法(尺度)の整合を提供する。投影光学系47は、像の拡大を可能にし、従って大きな3D像の形成を可能にする。] 図9
[0072] 単色動作モードのディスプレイ構成要素3の他の変形例が図10A−Bに示されている。この変形例は、第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16がそれぞれ(Y軸に沿って)垂直に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズを有する第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックスである場合、重要であり、マイクロディスプレイ表面45、デジタルデータ入力端及び制御入力端を有する空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)44であって該SLMマイクロディスプレイの前記データ入力端及び前記制御入力端はそれぞれディスプレイ構成要素3の前記データ入力端11及び同期入力端12であるSLMマイクロディスプレイ44と、マイクロディスプレイ表面45に光学的に結合された光エンジン46と、マイクロディスプレイ表面45に光学的に結合され、出力面を有する投影光学系47と、該投影光学系47の前記出力面に光学的に結合され垂直に発散させる光学部品48であって出力面を有し該出力面が前記ディスプレイ構成要素3の表示面10である光学部品48とを含む。] 図10A
[0073] 図10Bにより良く示されているように、垂直に発散させる光学部品48は、水平方向に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズのレンティキュラマトリックスとして実施することができ、該図は図10Aに示されたディスプレイ構成要素3の平面図である。光学部品48は、光ビーム(図3A−Bで角度ξを有する)の垂直の発散を増大させ、前記視野の(Y軸に沿った)垂直寸法を拡大することを可能にする。それは、垂直方向にそれらの寸法を拡大することにより、像を観察する状況の改善を提供する。垂直に発散させる光学部品48は、またホログラフィックな発散素子有する光学層として実施することができる。] 図10A 図10B 図3A
[0074] 単色動作モードのディスプレイ構成要素3のもう1つの変形例は、結像面、データ入力端及び制御入力端を有しする空間光変調器(SLM)であって該SLMの前記データ入力端及び制御入力端がそれぞれディスプレイ構成要素3のデータ入力端11及び同期入力端12である空間光変調器と、前記SLMの前記結像面に光学的に結合され、ディスプレイ構成要素3の表示面10である出力面を有する投影光学系とを含む。このタイプのディスプレイ構成要素3のSLMとして、発光ダイオードマトリックス(LEDマトリックス)を使用することができる。]
[0075] 単色動作モードのディスプレイ構成要素3のさらなる変形例は、(図12に示されているように)、結像面51、データ入力端及び制御入力端を有する空間光変調器(SLM)50であって該SLM50の前記データ入力端及び制御入力端がそれぞれディスプレイ構成要素3のデータ入力端11及び同期入力端12である空間光変調器50と、前記SLM50の前記結像面51に光学的に結合され、ディスプレイ構成要素3の表示面10である出力面を有する投影光学系とを含む。SLM50は、発光ダイオードマトリックス(LEDマトリックス)として実施することができる。投影光学系52は、このタイプのディスプレイ構成要素3に多数のファイバ53から成る、画像伝送のためのファイバ光システムとして実施することができ、ここで、SLM50の結像面51の各エリア51ikは、前記ファイバ光システムのそれぞれのファイバ53ikを経て、ディスプレイ構成要素3の表示面10のそれぞれのエリア10ikに光学的に結合される。] 図12
[0076] 本発明のさらなる実施例に係る前記像切り換え可能な装置2の多色動作モードのディスプレイ構成要素3の構成の概略図が図11に示されている。多色ディスプレイ構成要素3は、第1、第2及び第3の空間光変調−マイクロディスプレイ44−1、44−2、44−3と、第1、第2及び第3の選択色をそれぞれ放射するように構成された第1、第2及び第3の光エンジン46−1、46−2、46−3と、前記第1、第2及び第3の選択色を空間で重ね合わせるように構成された重ね合わせ光学系49と、垂直に発散させる光学部品48とを含む。] 図11
[0077] 簡素化のために、多色ディスプレイ構成要素3のさらなる説明は、あたかもその構造が、(図11に指定されていない)マイクロディスプレイ面、複数のデータ入力端、複数の制御入力端及び光エンジン46−1、46−2をそれぞれ有する第1及び第2の空間光変調-マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)44−1、44−2のみを含むかのように、限定されている。] 図11
[0078] 多色ディスプレイ構成要素3を先の変形例及び以下のそれの説明に使用するとき、3つ以上のSLMマイクロディスプレイを有する多色ディスプレイ構成要素3の説明は、当業者にとって明白であろう。第1及び第2のSLMマイクロディスプレイ44−1、44−2は、第1及び第2のデータ入力端並びに第1及び第2の制御入力端であって第1及び第2のデータ入力端は共に、また第1及び第2の制御入力端は共に、それぞれがディスプレイ構成要素3のデータ入力端11及び同期入力端12に接続された第1及び第2のデータ入力端並びに第1及び第2の制御入力端と、第1及び第2の光エンジン46−1、46−2とを含み、第1の光エンジン46−1は、第1のSLMマイクロディスプレイ44−1の第1のマイクロディスプレイ面に光学的に結合され、第1の選択色の光を放射するように構成されており、第2の光エンジン46−2は、第2のSLMマイクロディスプレイ44−2の第2のマイクロディスプレイ面に光学的に結合され、第2の選択色の光を放射するように構成されている。]
[0079] 重ね合わせ光学系49は、少なくとも前記第1及び第2の選択色を空間で重ね合わせるように構成されており、少なくとも第1及び第2の光入力端と、光出力端とを有する。重ね合わせ光学系49は、この種の既知のものの1つとすることができ、例えば、投影光学系47の光軸に関して特定の角度で傾斜しまたその第1及び第2の光入力端のそれぞれ及びその光出力端に光学的に結合された少なくとも第1及び第2のダイクロイックミラー(図11に明示されていない)を有する。重ね合わせ光学系49の前記第1及び第2の光入力端は、第1のSLMマイクロディスプレイ44−1の前記第1のマイクロディスプレイ面及び第2のSLMマイクロディスプレイ44−2の前記第2のマイクロディスプレイ面にそれぞれ光学的に結合される。投影光学系47は、重ね合わせ光学系49の光出力端に光学的に結合され、出力面を有する。垂直に発散させる光学部品48は、投影光学系47の前記出力面に光学的に結合され、出力面を有し、垂直に発散させる光学部品48の前記出力面は、ディスプレイ構成要素3の表示面10である。第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16が垂直に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズからなるレンティキュラマトリックスである場合、垂直に発散させる光学部品48は、水平に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズからなるレンティキュラマトリックスとして実施することができる。] 図11
[0080] 切り換え可能な光学結像系は次の通り動作する。本発明の第1の好適な実施例による切り換え可能な光学結像系1のユーザーは、使用する動作モードを選び、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックス14の光軸方向及び収束マイクロレンズからなるマトリックス複合体15、16の相対的な横方向のそれぞれの動きを提供すべく、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6を用いて、前記選択されたモードを設定する。図1Aに示されているように、(2次元パターンを表示する)表示面10から出ている光ビーム20は、第1、第2及び第3のマトリックス14、15、16によって光ビーム13に変換される。変換された光ビーム13は、視野に投影され、これにより該視野を1つ以上の調整可能な視野ゾーン(いくつかの視野ゾーン37が図2に図示されている)に分ける。] 図2
[0081] スキャン動作モードでは、第2のドライバ6が往復方式でマトリックス複合体15、16の水平移動を実行するように、構成されている。この作業モードでは、前記視野は、該視野の変換された光ビーム13によって一様にスキャンされる複数の調整可能な視野ゾーン37に分けられる。変換した光ビーム13の発散を調整するため及びこれにより前記視野で連続する隣り合う視野ゾーン37を提供するために、第1のドライバ5は、第1のマトリックス14の光軸方向の移動を実行するように、構成されている。複数の視野ゾーンは、その中に、(i)3D動作モードでの特定の3D像の対応する透視表示、又は(ii)2Dスキャン動作モードでの同一2D像、のいずれかを投影すべく意図されている。隣り合う視野ゾーン37が連続すると、1つの視野ゾーンから他に、例えばゾーン37ikからゾーン37(i+k)又は37(i−k)に移動するとき(図2参照)、観察者は視覚的に像の明るさの変化に気付かない。] 図2
[0082] 非スキャン動作モードでは、単一の調整可能な視野(観察)ゾーンは、その中に特定の興味ある2D像を投影するために使用される。この動作モードでは、第2のドライバ6が、第3の選択された距離Δxのためにマトリックス複合体15、16の前記水平方向の移動を実行するように、構成されており、他方、光ビーム13の発散(図6A−B、7参照)を調整するために、第1のドライバ5が、第1のマトリックス14の前記光軸方向の移動を実行するように、構成されている。それは、例えば2D像の観察で要求される守秘レベルを提供するために、前記視野内で前記単一の調整可能な視野ゾーンが選択された視野方向及び選択された角度寸法を有することを可能にする。] 図6A
[0083] 前記動作モードの切り換えは、第1のマトリックス14及びマトリックス複合体15、16のZ軸に沿った相対位置の変更によってなすことができる。]
[0084] 3D/2D画像が切り換え可能な装置は次の通り動作する。本発明の第2の好適な実施例による3D/2D画像が切り換え可能な装置2は、前記光学結像系1を含み、スキャン及び非スキャンの両動作モードで機能を実行する。さらに、前記像切り換え可能な装置2は、作業モードの組み合わせ使用や、前記ディスプレイ要素によって生成される一連の2次元パターン及び1つ又は複数のマトリックスの運動の運転パラメータ等の制御のような、前記像切り換え可能な装置の構成要素の動作を同期させることを要求する他の、及びより複雑な機能を実行する。これは、前記像切り換え可能な装置2の構造に第1及び第2の位置センサ7、8及びコントローラ9を備える前記センサ装置を使用することにより、可能になることが分かる。第1及び第2の位置センサ7、8からの信号は、前記変位機構の第1及び第2のドライバ5、6の動作を制御し、前記同期を提供するために、コントローラ9によって使用される。コントローラ9は、動作モードを切り換え、また各動作モードでの動作特性を調整するために、使われる。]
[0085] スキャン動作モードでは、第2のドライバ6は、マトリックス複合体15、16の水平方向の移動を往復方式で実行するように、構成されている。この動作モードでは、前記視野は、該視野中で変換された光ビーム13によって一様にスキャンされる複数の調整可能な視野ゾーンに分けられる。第1のドライバ5は、変換された光ビーム13の発散を調整し、これにより前記視野に調整された視野ゾーン37の連続を提供するために、第1のマトリックス14の前記光軸方向の移動を実行するように、構成されている。他方、3D動作モードでの特定の3D像の各透視表示又は2Dスキャン動作モードでの同一の2D像がそれぞれの視野ゾーン37に投影されるように、コントローラ9は、ディスプレイ構成要素3によって生成される2次元パターン表示の動作を1つ又は複数のマトリックスの運動、換言すれば、複数の視野ゾーン37のスキャン進行に同期させる。また、例えば、3D動作モードでは、物体又は場面の3次元像の多数の透視表示は前記視野に形成される。結果として、観察者(視聴者)は、これらの透視表示を暗黒部又は重複なく見ることができる(1つの視野ゾーンから他の視野ゾーンに移動しても視覚的に像明るさに変化を感知しないことを意味する)。それは、観察者がゆがみなしで、よりよい品質の特定の3D像を見ることを可能にする。スキャン動作モードのいくつかの変形例の特徴は、それぞれのセクションで先に既に説明した。]
[0086] 非スキャン動作モードでは、単一の調整可能な視野ゾーンが特定の興味ある2D像を投影するために使用される。この動作モードでは、第2のドライバ6は、第3の選択された距離Δxのためにマトリックス複合体15、16の前記水平移動を実行するように、構成され、他方、第1のドライバ5は、変換された光ビーム13の発散を調整するために、第1のマトリックス14の前記光軸方向の移動を実行するように、構成されている。この動作モードでは、コントローラ9は、前記単一の視野ゾーンの選択された角度寸法φ及び視野方向(角度θ)の選択又は調整のために、第1及び第2のドライバ5、6の動作を制御するように、構成されている。]
[0087] 本発明は、ここに図示され記載された実施例との関連で説明されているが、その精神及び本質的特徴から逸脱することなく、他の具体的な方法又は他の具体的な形態で具現化することができる。したがって、記載された実施例は、限定的でなく説明に役立つように、すべての点で考慮されるべきである。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、切り換え可能な光学結像系及び3D/2D画像が切り換え可能な装置に種々の改修及び変更をなすことができることは当業者にとって自明であろう。]
[0088] 1切り換え可能な光学結像系
2 3D/2D画像が切り換え可能な装置
3ディスプレイ構成要素
4光学マトリックス構成要素
5 第1のドライバ
6 第2のドライバ
7、8 第1及び第2の位置センサ
9コントローラ
10 表示面
11デジタルデータ入力端
12 同期(制御)入力端
13 変換された光ビーム
14 第1のマトリックス
15 第2のマトリックス
16 第3のマトリックス
17収束マイクロレンズ
44、44−1、44−2、44−3SLMマイクロディスプレイ
45 マイクロディスプレイ表面
46、46−1、46−2、46−3光エンジン
47投影光学系
48発散させる光学部品
52 投影光学系]
权利要求:

請求項1
2次元パターンを表示する表示面から出る光ビームを変換するため、及び変換された光ビームを視野に投影して該視野を1以上の調整可能な視野ゾーンに分けるための切り換え可能な光学結像系であって、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックスであって各マイクロレンズがそれぞれの光軸に沿って前記表示面のそれぞれ1つのエリアに光学的に結合される第1のマトリックスと、前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに光学的に結合された収束マイクロレンズからなる第2のマトリックスと、第3のマトリックスであって前記第2及び第3のマトリックスが結合してマトリックス複合体を規定するように前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸的に整列し剛的に結合された収束マイクロレンズからなる第3のマトリックスと、前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に光軸方向に動かしまた前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に横方向に動かすための変位機構とを含む切り換え可能な光学結像系。
請求項2
前記変位機構は、少なくとも(i)前記第1のマトリックスを前記マトリックス複合体に関して又は(ii)前記マトリックス複合体を前記第1のマトリックスに関して光軸方向に動かすように構成された第1のドライバと、(i)前記第1のマトリックスを前記マトリックス複合体に関して又は(ii)前記マトリックス複合体を前記第1のマトリックスに関して光軸方向に動かすように構成された第2のドライバとを含む、請求項1に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項3
前記変位機構は、さらに、(i)前記第1のマトリックスを前記マトリックス複合体に関して又は(ii)前記マトリックス複合体を前記第1のマトリックスに関して縦方向に動かすように構成された第3のドライバを含む、請求項2に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項4
複数の調整可能な視野ゾーンが変換された光ビームによって前記視野内で一様にスキャンされるように、前記第2のドライバは、さらに、1つ又は複数の前記マトリックスが横方向の移動を往復方式で実行するように構成されている、請求項2に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項5
隣り合う視野ゾーンが前記視野中で連続するように変換された光ビームの発散を調整するために、前記第1のドライバは、さらに、1つ又は複数の前記マトリックスが光軸方向の移動を実行するように構成されている、請求項4に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項6
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、また前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、前記第2のマトリックスは、F1<R1<2F1又は(F1−F2)<R1<F1となるように、前記第1のマトリックスから第1の選択された距離R1をおいて配置され、前記第3のマトリックスは、前記第2のマトリックスから第2の選択された距離R2をおき、また前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズの後ろ焦点エリア内に配置されている、請求項5に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項7
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、また前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、前記第2のマトリックスは、前記第1のマトリックスから第1の選択された距離R1をおき、また前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズの後ろ焦点エリア内に配置され、前記第3のマトリックスは、R2<F2となるように、前記第2のマトリックスから第2の選択された距離R2をおいて配置されている、請求項5に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項8
前記第2のドライバは、さらに、単一の調整可能な視野ゾーンが前記視野内で選択された視野方向を有するように、1つ又は複数の前記マトリックスが第3の選択された距離Δxのための横方向の移動を実行するように構成されている、請求項2に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項9
前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは、前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸に整列されている、請求項8に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項10
前記第1のドライバは、さらに、前記単一の調整可能な視野ゾーンが前記視野内で選択された角度寸法を有するように、変換された光ビームの発散を調整するために、1つ又は複数の前記マトリックスが光軸方向の移動を実行するように構成されている、請求項8に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項11
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、また前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、前記第2のマトリックスは、0<R1<F1又はF1<R1≦2F1となるように、前記第1のマトリックスから第1の選択された距離R1をおいて配置されている、請求項表示面10に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項12
前記第1、第2及び第3のマトリックスの前記マイクロレンズは、それぞれ第1、第2及び第3の焦点距離を有し、該第1、第2及び第3の焦点距離は同一である、請求項1に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項13
収束マイクロレンズからなる前記第1、第2及び第3のマトリックスは、それぞれ平凸のマイクロレンズからなる第1、第2及び第3のマトリックスである、請求項1に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項14
平凸のマイクロレンズからなる前記第1、第2及び第3のマトリックスは、それらのマイクロレンズ間にそれぞれ第1、第2及び第3のピッチを有し、前記第1、第2及び第3のピッチは同一である、請求項13に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項15
平凸のマイクロレンズからなる前記第1、第2及び第3のマトリックスは、それぞれ第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックスであり、該レンティキュラマトリックスは、縦方向に方向付けられた円筒形マイクロレンズを有する、請求項13に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項16
前記第1のマトリックスのマイクロレンズの平面は前記表示面を向くが、前記第2及び第3のマトリックスのマイクロレンズの平面は、前記表示面から離れる方向を向く、請求項13に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項17
前記1及び第3のマトリックスの前記マイクロレンズの平面は前記表示面を向くが、前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズの平面は前記表示面から離れる方向を向く、請求項13に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項18
平凸のマイクロレンズからなる前記第1、第2及び第3のマトリックスはそれぞれ第1、第2及び第3の基板を有し、該各基板は、それぞれの前記マトリックスのマイクロレンズの前記平面に光学的に接触する平らな透明板である、請求項13に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項19
平凸のマイクロレンズからなる前記第2及び第3のマトリックスは、前記表示面を向きまた該表示面から離れる方向を向く両面を有する平らな透明板であって前記第3及び第2のマトリックスのそれぞれの前記マイクロレンズの前記平面に光学的に接触する平らな透明板である共通基板を備える、請求項17に記載の切り換え可能な光学結像系。
請求項20
3D及び2Dのそれぞれの動作モードで、物体又は場面の3次元画像の複数の透視表示及び/又は2次元画像を視野内に形成するための3D/2D画像が切り換え可能な装置であって、2次元パターンを生成するディスプレイ構成要素であって2次元パターンを更新するためのデータ入力端、同期入力端及び2次元のパターンを表示する表示面を有するディスプレイ構成要素と、前記表示面から出ている光ビームを変換し、変換された光ビーム13を前記視野内に投影し、これにより前記視野を1以上の調整可能な視野ゾーンに分けるための切り換え可能な光学結像系とを含み、該切り換え可能な光学結像系は、収束マイクロレンズからなる第1のマトリックスであって各マイクロレンズがそれぞれの光軸に沿って前記表示面の各エリアに光学的に結合された第1のマトリックスと、前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに光学的に結合された収束マイクロレンズからなる第2のマトリックスと、第3のマトリックスであって前記第2のマトリックス及び第3のマトリックスが結合してマトリックス複合体を規定するように前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸的に整列し剛的に結合された収束マイクロレンズからなる第3のマトリックスと、少なくとも第1及び第2の制御入力端を有し、前記第1のマトリックス又は前記マトリックス複合体を相対的に光軸方向に動かしまた前記第1のマトリックス又前記マトリックス複合体を相対的に横方向に動かすための変位機構と、少なくとも第1及び第2のデータ出力端を有し、前記第1マトリックス及び前記マトリックス複合体の光軸方及び横方向の相対位置を感知するセンサ装置と、動作モードの切り換え、各動作モードでの1つ又は複数の前記マトリックスの動きの運転パラメータの制御及び前記ディスプレイ構成要素による2次元パターンの生成を1つ又は複数の前記マトリックスの動きに同期させるためのコントローラとを含み、該コントローラは、(i)少なくとも第1及び第2のデータ入力端と、(ii)同期出力端と、(iii)少なくとも第1及び第2の制御出力端とを有し、前記コントローラの前記第1及び第2のデータ入力端は前記センサ装置の前記データ出力端にそれぞれ接続され、前記同期出力端は前記ディスプレイ構成要素の前記同期入力端に接続され、前記コントローラの前記第1及び第2の制御出力端は前記変位機構の前記第1及び第2の制御入力端にそれぞれ接続されている、3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項21
前記変位機構は、少なくとも(i)前記第1のマトリックスを前記マトリックス複合体に関して又は(ii)前記マトリックス複合体を前記第1のマトリックスに関して光軸方向に動かすように、構成された第1のドライバであって前記変位機構の前記第1の制御入力端である制御入力端を有する第1のドライバと、(i)前記第1のマトリックスを前記マトリックス複合体に関して又は(ii)前記マトリックス複合体を前記第1のマトリックスに関して動かすように、構成された第2のドライバであって前記変位機構の前記第2の制御入力端である制御入力端を有する第2のドライバとを含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項22
前記第2のドライバは、さらに、複数の調整可能な視野ゾーンが前記視野中で変換された光ビームによって一様にスキャンされるように、往復運動方式で1つ又は複数の前記マトリックスの横方向の移動を実行するように構成され、他方、前記コントローラは、3D動作モード及び2Dスキャン動作モードのそれぞれのために前記複数の透視表示又は同一2次元像が対応する視野ゾーンに投影されるように、前記第2のドライバの動作を制御しまた前記ディスプレイ構成要素によって生成される一連の2次元パターンを1つ又は複数の前記マトリックスの横方向移動に同期させるように構成されている、請求項21に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項23
前記コントローラは、前記振幅が前記マトリックスのマイクロレンズの開口によって制限されるように前記水平方向の往復運動の最大振幅を調整するように、構成されている、請求項22に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項24
前記第1のドライバは、隣り合った視野ゾーンが前記視野内で連続するように変換された光ビームの発散を調整するために、1つ又は複数の前記マトリックスの光軸の移動を実行するように構成され、他方、前記コントローラは、さらに前記第1のドライバの動作を制御するように、構成されている、請求項22に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項25
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、、前記第2のマトリックスは、前記第1のマトリックスから、F1<R1<2F又は(F1−F2)<R1<F1のような第1の選択された距離R1をおいて配置されており、また前記第3のマトリックスは、前記第2のマトリックスから第2の選択された距離R2をおいて配置されかつ前記第2のマトリックスのマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置する、請求項24に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項26
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、、前記第2のマトリックスは、前記第1のマトリックスから、第1の選択された距離R1をおいて配置されかつ前記第1のマトリックスのマイクロレンズの後ろ焦点エリア内に位置しており、また前記第3のマトリックスは、前記第2のマトリックスから、R2<F2のような第2の選択された距離R2を置いて配置されている、請求項24に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項27
前記第2のドライバは、さらに、前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズが前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズに共軸に整列する第1の選択された位置に関して前記マトリックス複合体の横方向の往復運動を実行するように構成され、前記コントローラは、前記第2のドライバの動作を制御するように、構成されている、請求項24に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項28
前記第1のドライバは、さらに、隣り合う視野ゾーンが前記視野内で連続する第2の選択された位置に関して前記第1のマトリックスの光軸方向の移動を往復方式で実行するように構成されており、前記コントローラは、前記第1のドライバの動作を制御し前記第1のマトリックスの付加的な前記光軸方向の往復運動を前記マトリックス複合体の前記横方向の往復運動に同期させるように、構成されている、請求項27に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項29
前記コントローラは、さらに、前記第1のマトリックスの前記光軸方向の移動の振幅が前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズの曲率半径によって調整されるように、構成されている、請求項28に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項30
前記第2のドライバは、さらに、2D非スキャン動作モードで単一の調整可能な視野ゾーンが前記視野内の選択された視野方向を有するように第3の選択された距離Δxのための1つ又は複数の前記マトリックスの横方向の移動を実行するように構成されており、また前記コントローラは、前記第2のドライバの動作を制御するように構成されている、請求項21に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項31
前記第1のドライバは、さらに、前記単一の調整可能な視野ゾーンが前記視野内で選択された角度寸法を有するように、変換された光ビームの発散を調整するための1つ又は複数の前記マトリックスの光軸方向の移動を実行するように、構成されており、前記コントローラは、さらに前記第1のドライバの動作を制御するように構成されている、請求項30に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項32
前記第1のマトリックスの前記マイクロレンズは第1の焦点距離F1を有し、前記第2のマトリックスの前記マイクロレンズは第2の焦点距離F2を有し、、前記第2のマトリックスは、前記第1のマトリックスから、0<R1<F1又はF1<R1≦2F1のような第1の選択された距離R1をおいて配置されている、請求項31に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項33
前記ディスプレイ構成要素は、2D非スキャン動作モードで、3D動作モード又は2Dスキャン動作モードに使用される前記ディスプレイ構成要素に関して各2次元パターンにおける像の輝度の拡張されたレンジを有する、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項34
収束マイクロレンズからなる前記第1、第2及び第3のマトリックスは、それぞれ縦方向に方向付けられた円筒形平凸のマイクロレンズを有する第1、第2及び第3のレンティキュラマトリックスである、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項35
さらに、動作モードを選択又は変更し、又はコマンド信号を生成しまたこれをコントローラへ送信することにより新たな動作モードを生成するための、また、新たな2次元パターンに関連するデータを前記ディスプレイ構成要素に送信することにより2次元パターンを更新するためのコンピュータを含み、前記コンピュータは、(i)制御コマンド出力端と、(ii)前記ディスプレイ構成要素の前記データ入力端に接続されたデータ出力端とを備え、前記コントローラは、さらに、前記コンピュータの前記制御コマンド出力端に接続された制御コマンド入力端を有する、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項36
前記ディスプレイ構成要素は、空間光変調器(SLM)を含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項37
前記ディスプレイ構成要素は、結像面、データ入力端及び制御入力端を有する空間光変調(SLM)であって該SLMの前記データ入力端及び前記制御入力端はそれぞれディスプレイ構成要素の前記データ入力端及び同期入力端である空間光変調器(SLM)と、該SLMの前記結像面に光学的に結合され、前記ディスプレイ構成要素の前記表示面である出力面を有する投影光学系とを含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項38
前記空間光変調器(SLM)は発光ダイオードマトリックス(LEDマトリックス)である、請求項37に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項39
前記投影光学系は、複数のファイバを含む画像伝送のためのファイバ光システムであり、前記SLMの前記結像面の各エリアは前記ファイバ光システムの各ファイバを経て、前記ディスプレイ構成要素の前記表示面のそれぞれのエリアに光学的に結合されている、請求項37に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項40
前記投影光学系はテレスコピック又はテレセントリックである、請求項37に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項41
前記ディスプレイ構成要素は、マイクロディスプレイ表面、データ入力端及び制御入力端を有する空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)であって該SLMマイクロディスプレイの前記データ入力端及び前記制御入力端はそれぞれディスプレイ構成要素の前記データ入力端及び同期入力端であるSLMマイクロディスプレイと、前記マイクロディスプレイ表面に光学的に結合された光エンジンと、マイクロディスプレイ表面に光学的に結合され、前記ディスプレイ構成要素の前記表示面である出力面を有する投影光学系とを含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項42
ディスプレイ構成要素は、マイクロディスプレイ表面、データ入力端及び制御入力端を有する空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)であって該SLMマイクロディスプレイの前記データ入力端及び前記制御入力端は前記ディスプレイ構成要素のそれぞれ前記データ入力端及び同期入力端であるSLMマイクロディスプレイと、前記マイクロディスプレイ表面に光学的に結合された光エンジンと、マイクロディスプレイ表面に光学的に結合され、出力面を有する投影光学系と、該投影光学系の前記出力面に光学的に結合され縦方向に発散させる光学部品であって出力面を有し該出力面が前記ディスプレイ構成要素の表示面である光学部品とを含む、請求項34に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項43
前記縦方向に分散させる光学部品は、水平方向に方向付けられた円筒形の平凸のマイクロレンズからなるレンティキュラマトリックスである、請求項42に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項44
前記投影光学系はテレスコピック投影光学系であり、前記縦方向に分散させる光学部品はホログラフィックな発散素子有する光学層である、請求項42に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項45
前記ディスプレイ構成要素は、マイクロディスプレイ表面、データ入力端、制御入力端及び光エンジンをそれぞれ有する少なくとも第1及び第2の空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)であって、共に接続された第1及び第2のデータ入力端と、共に接続された第1及び第2の制御入力端であって前記データ入力端及び前記ディスプレイ構成要素の前記同期入力端にそれぞれが接続された第1及び第2のデータ入力端及び第1及び第2の制御入力端を含む、第1及び第2の空間光変調−マイクロディスプレイ(SLMマイクロディスプレイ)と、第1及び第2の光エンジンであって第1の光エンジンが前記第1のSLMマイクロディスプレイの第1のマイクロディスプレイ表面に光学的に結合され第1の選択色の光を放射するように構成され、第2の光エンジンが前記第2のSLMマイクロディスプレイの第2のマイクロディスプレイ表面に光学的に結合され第2の選択色の光を放射するように構成されている第1及び第2の光エンジンと、少なくとも第1及び第2の選択色を空間で重ね合わせるように構成され、少なくとも第1及び第2の光入力端及び光出力端を有し該第1及び第2の光入力端が前記第1のマイクロディスプレイ表面及び前記第2のマイクロディスプレイ表面にそれぞれ光学的に結合されている重ね合わせ光学系と、前記重ね合わせ光学系の前記光出力端に光学的に結合され、出力面を有する投影光学系と、前記投影光学系の前記出力面に光学的に結合され、出力面を有する縦方向に分散させる光学部品であって該光学部品の前記出力面は前記ディスプレイ構成要素の前記表示面である縦方向に分散させる光学部品とを含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項46
前記第2のドライバは、さらに、前記視野内で、複数の調整可能な視野ゾーンが変換された光ビームで一様にスキャンされるように、1つ又は複数の前記マトリックスの水平方向の移動を往復方式で実行するように構成されており、前記コントローラは、前記調整可能な視野ゾーンの1つに投影される各パターンが3D動作モード及び2Dスキャン動作モードの同時実行のために各透視表示及び選択された2D像の重ね合わせを含むように、前記第2のドライバの動作を制御し、前記ディスプレイ構成要素によって生成される一連の2次元パターンを1つ又は複数の前記マトリックスの水平移動に同期させるように構成されている、請求項21に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
請求項47
前記センサ装置は、少なくとも、前記第1のマトリックス及び前記マトリックス複合体の光軸方向の相対位置を感知するための第1の位置センサであって前記センサ装置の前記第1のデータ出力端であるデータ出力端を有する第1の位置センサと、前記第1のマトリックス及び前記マトリックス複合体の水平方向の相対位置を感知するための第2の位置センサであって前記センサ装置の前記第2のデータ出力端であるデータ出力端を有する第2の位置センサとを含む、請求項20に記載の3D/2D画像が切り換え可能な装置。
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